通販ブランド「ベルメゾン」で知られる 株式会社 千趣会 が、株主優待制度の廃止と株主還元方針の変更を発表しました。長年個人投資家に親しまれてきた優待が終了するということで、市場参加者にとって見逃せないニュースです。

今回の発表内容をざっくり整理
● 株主優待制度を廃止
● 株主還元を「配当重視」へ変更
● 2026年12月期の配当は中間無配・期末未定
企業の経営再建フェーズを色濃く反映した決定といえます。
www.senshukai.co.jp
廃止される優待内容
●「ベルメゾンネット」で使える優待買物割引券
優待買物割引券(6月・12月)
| 保有株式数 | 年2回優待(各回) | 年間合計額 |
|---|---|---|
| 100株 | 1,000円相当 | 2,000円相当 |
| 300株 | 2,000円相当 | 4,000円相当 |
| 500株 | 4,000円相当 | 8,000円相当 |
| 1,000株 | 5,000円相当 | 10,000円相当 |
長期保有による追加優待(12月のみ)
| 保有株式数 | 1年以上 | 2年以上 | 3年以上 |
|---|---|---|---|
| 100株 | +500円 | +1,000円 | +1,500円 |
| 300株 | +1,000円 | +1,500円 | +2,000円 |
| 500株 | +1,500円 | +2,000円 | +3,000円 |
| 1,000株 | +2,000円 | +3,000円 | +4,000円 |
なぜ株主優待が廃止されるのか?
株式会社 千趣会 によると、背景には厳しい業績環境があります。
✔ 4期連続の営業損失
✔ 事業基盤の再構築を最優先
✔ 固定的コストの削減
優待制度は企業にとって「業績に連動しないコスト」。収益改善を急ぐ局面では、真っ先に見直し対象になりやすい項目です。
廃止時期はいつ?
✅ 最終実施基準日:2025年12月31日
✅ 発送予定:2026年3月
✅ それ以降:優待なし
つまり、今回が実質ラスト優待となります。
配当方針はどう変わる?
今後は「優待+配当」から「配当による直接還元」へ。
しかしながら…
● 2026年中間配当:無配
● 2026年期末配当:未定
黒字化見込みはあるものの、利益寄与が第4四半期偏重であるため、慎重な姿勢が示されています。
配当推移まとめ
| 決算期 | 中間配当 | 期末配当 | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 3.00円 | 4.00円 | 7.00円 |
| 2022年12月期 | 0.00円 | 0.00円 | 0.00円 |
| 2023年12月期 | 0.00円 | 0.00円 | 0.00円 |
| 2024年12月期 | 0.00円 | 0.00円 | 0.00円 |
| 2025年12月期 | 0.00円 | 0.00円 | 0.00円 |
| 2026年12月期(予想) | 0.00円 | 未定 | 未定 |
無配が続いている点は投資判断上の重要ポイントです。
投資家視点でどう見る?
ポジティブ材料
✔ 構造改革の進展
✔ 黒字化見込み
✔ 還元方針の明確化
注意材料
✔ 優待廃止による売り圧力リスク
✔ 配当未定
✔ 業績回復の不確実性
優待狙い投資家にとっては大きな転換点。一方で、中長期投資家にとっては「再建の本気度」とも受け取れます。
まとめ
ベルメゾン ブランドは依然として高い知名度を持ちます。通販市場競争が激化する中で、どこまで収益性を改善できるかが最大の焦点です。
✅ 株主優待は2025年で終了
✅ 配当重視へシフト
✅ 復配タイミングが最大の注目点
今後の決算・業績進捗が株価の方向性を左右する展開となりそうです。優待廃止銘柄としてだけでなく、「復活シナリオ銘柄」としての監視も面白い局面といえるでしょう。