フードデリバリー大手の株式会社出前館(2484)が、2025年8月期第2四半期(中間期)の決算を発表しました。赤字決算が続く中で、黒字化への道筋は見えてきたのでしょうか?
今回の決算では売上減が目立つ一方で、赤字幅の大幅縮小や財務体質の堅牢さが評価ポイント。サービス改善やコスト適正化の効果も徐々に現れており、投資家としては注目したい内容となっています。
この記事では、決算の数字とあわせて背景や今後の戦略をわかりやすく解説します。
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参考:出前館「IRライブラリ」
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✅ 決算ハイライト(2024年9月1日~2025年2月28日)
項目 | 数値 | 前年同期比 |
---|---|---|
売上高 | 208.7億円 | ▲18.3% |
営業利益 | ▲12.9億円 | 赤字幅縮小(前年▲43.9億円) |
経常利益 | ▲13.4億円 | 赤字幅縮小(前年▲43.1億円) |
四半期純利益 | ▲13.4億円 | 赤字幅縮小(前年▲42.4億円) |
EPS | ▲11.56円 | (前年▲32.08円) |
自己資本比率 | 78.5% | +2.3pt(前年76.2%) |
📉 主な要因とトピック
売上減少の背景: 特定ユーザー向けのクーポン施策による売上控除処理が影響。全体的な取引件数減も一因。
赤字縮小: ユニットエコノミクス改善や固定費削減、マーケティング投資の精査が奏功。
財務体質は良好: 自己資本比率78.5%と堅調。現預金残高は312億円。
自己株式取得・消却: 29.5億円を自己株式取得に充当。2025年1月に消却済み。
無配継続: 今期も配当予想は0円。
📈 通期見通し(変更なし)
項目 | 通期予想 |
---|---|
売上高 | 530億円(+5.1%) |
営業利益 | 100万円 |
経常利益 | 1300万円 |
当期純利益 | 100万円(EPS:0.01円) |
🚚 出前館の今後:選ばれるプラットフォームへ
出前館は、ミッション「テクノロジーで時間価値を高める」、ビジョン「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」の実現に向け、ユーザー・配達員・加盟店の三者にとって価値あるプラットフォームを目指しています。
フード領域に限らず、ノンフード領域やクーポン戦略の導入など、サービス拡充と収益構造の改革を通じて「デリバリーの⽇常化」を推進。今後もユーザー体験の質を高め、黒字化を目指す展開に注目です。
🧾 まとめ:出前館、回復基調へ一歩前進
今回の決算で赤字縮小が確認された出前館。売上の一時的な減少はあったものの、財務面では十分なキャッシュを確保しており、コスト管理も徹底されつつあります。
黒字化達成までの道のりはまだ途中段階ですが、改善の兆しは確実に見え始めています。サービス改善の取り組みが成果を生み、再成長フェーズに入ることができるのか、今後の動向に注目しましょう。
参考:出前館「IRライブラリ」
corporate.demae-can.co.jp