2026年2月16日、イオン株式会社(証券コード8267)が「株式分割後の300株未満株主に対するその他株主優待制度等の決定」を正式発表しました。
2025年9月1日の株式分割発表時点では“未定”とされていた部分がついに確定。
特に注目なのは…
✅ 100株から優待特典の対象に
✅ イオンラウンジの利用回数が再設計
✅ 1,500株以上でラウンジ利用回数が拡充
この記事では、変更点をわかりやすく整理します。

- 今回の発表のポイントまとめ
- 変更① その他株主優待制度は100株以上が対象に
- 変更② イオンラウンジ利用条件が大きく変わる
- その他分割後の優待内容の変更
- 適用時期はいつから?
- 今回の変更は改悪?それとも戦略的見直し?
- まとめ
今回の発表のポイントまとめ
● 株式分割後100株以上で「その他株主優待制度」の対象
● イオンラウンジは100株以上対象だが利用回数は従来より減少
● 1,500株以上でラウンジ利用回数が拡充
● 2026年2月28日基準から適用
www.aeon.info
変更① その他株主優待制度は100株以上が対象に
今回明確化されたのは以下の特典です。
✔ お客さま感謝デーの割引特典
✔ お会計時割引・優待料金特典
株式分割後100株以上保有の株主が対象となります。
これまで分割後の基準が不透明だったため、100株保有層にとっては安心材料となりました。
お客さま感謝デー(毎月20日・30日)
✔ 対象支払方法で5%割引
✔ さらに半年ごとの還元特典も対象
対象店舗:
イオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンター など
お会計時割引・優待料金特典
対象例:
イオンイーハート/イオンシネマ/メガスポーツ/イオンペット など
✔ レジでオーナーズカード提示
✔ その場で割引または優待料金適用
変更② イオンラウンジ利用条件が大きく変わる
最も注目されているのがラウンジ制度です。
以下に整理しました。
| 区分 | 現行(2025年8月末基準) | 変更後(2026年2月末基準) |
|---|---|---|
| 100株以上(分割前) | 月8回 | ― |
| 1,500株以上 | ― | 月16回 |
| 300~1,499株 | ― | 月8回 |
| 100~299株 | ― | 月4回 |
※変更後は2026年5月1日より適用
● 100~299株:月4回
● 300~1,499株:月8回
● 1,500株以上:月16回
特に100株保有層は「月8回 → 月4回」に実質的な縮小となります。
一方で1,500株以上は月16回と大幅拡充。
長期・大口保有者を優遇する設計へシフトしています。
その他分割後の優待内容の変更
株主優待カード(オーナーズカード)による買物還元制度が、株式分割後基準に変更されます。
■ 現行(~2025年8月基準)
| 保有株数(分割前) | 還元率 |
| 3,000株以上 | 7% |
| 1,000~2,999株 | 5% |
| 500~999株 | 4% |
| 100~499株 | 3% |
※分割前株数基準
■ 変更後(2026年2月基準~)
| 保有株数(分割後) | 還元率 |
| 9,000株以上 | 7% |
| 3,000~8,999株 | 5% |
| 1,500~2,999株 | 4% |
| 300~1,499株 | 3% |
| 200~299株 | 2% ←新設 |
| 100~199株 | 1% ←新設 |
※分割後株数基準
✅ ポイント
✔ 従来の3~7%水準は維持
✔ 100株1%・200株2%が新設
✔ 低単元株主にも段階的還元導入
これは実質的な裾野拡大です。
② 長期保有株主優待の変更
毎年2月末時点で3年以上継続保有が条件。
■ 現行(~2025年2月基準)
| 保有株数(分割前) | 金額 |
| 5,000株以上 | 10,000円 |
| 3,000~4,999株 | 6,000円 |
| 2,000~2,999株 | 4,000円 |
| 1,000~1,999株 | 2,000円 |
■ 変更後(2026年2月基準~)
| 保有株数(分割後) | 金額 |
| 15,000株以上 | 10,000円 |
| 9,000~14,999株 | 6,000円 |
| 6,000~8,999株 | 4,000円 |
| 3,000~5,999株 | 2,000円 |
| 1,500~2,999株 | 1,000円 ←新設 |
※分割後株数基準
✅ ポイント
✔ 1,500株以上で1,000円新設
✔ 従来水準は実質維持
✔ 中長期保有促進型へシフト
適用時期はいつから?
✔ 基準日:2026年2月28日
✔ 適用開始:2026年5月1日より
2026年2月末の保有株数が分岐点になります。
今回の変更は改悪?それとも戦略的見直し?
今回の制度変更は、単純な「改悪」とは言い切れません。
● 少額投資家のエントリーは維持(100株から対象)
● ラウンジ利用は階層化
● 大口保有優遇を明確化
つまり、
“広く浅く”から“保有量に応じた差別化”へ
という設計に変わったと考えられます。
ちなみに、イオンラウンジのドリンク利用は改悪されておりますので、以前まとめた記事をご覧ください。
kabuinu-yutai.com
まとめ
今回のイオン優待変更は、
● 100株優待は維持
● ラウンジは回数見直し
● 1,500株以上は拡充
というメリハリ型の制度再設計でした。
2026年2月末が重要な分岐点。
優待投資家は今のうちに保有戦略を整理しておきたいところです。
今後も続報があれば追記します。